ケニアの地域情報
大自然と野生動物の宝庫ケニアで生まれた言葉「サファリ」とはスワヒリ語で「旅」を意味します。一般的にサファリ・ドライブ(ゲーム・ドライブとも言います)は動物たちが暑い日中を避け動き始める早朝と夕方に行います。日中は読書などでポロポロ・タイム(のんびりという意味)。サファリカーは天井が開く6〜9人乗りのワンボックスタイプか4WDタイプ(主に雨季用)を使用します。一般的なサファリはもちろん、マサイマラでのバルーン・サファリやナイバシャ湖でのボート・サファリ、アバーディアでのロッジからの居ながらサファリなど、訪れる国立公園・保護区により楽しみ方もいろいろです。
ツァボイースト&ウェスト国立公園情報
ツァボウェスト国立公園 (TSAVO WEST NATIONAL PARK)
東ツァボ国立公園とは幹線道路・鉄道を挟んでおり、この公園はその西側に位置しています。(総面積9,065 k㎡)
気候は東と同じです。東・西の両国立公園を合わせた大きさは約2,000k㎡となり、四国を更に一回り大きくした大きさです。動物相も東とほぼ同じです。
以前は象だけで東・西をあわせて二万頭はいたといわれ‘アフリカ象の天国’として有名でありましたが、現在は密猟で減少し、数百頭の大群を見る事はとても難しくなりました。
興味深いものと言えば、北のチェル山塊から地下水が湧き出ているムジマスプリングスには水中にガラス張りの展望台が設置されている点で、透明度が高いこの泉は、普段は魚類、また運が良ければカバやワニの水中での姿が観察できます。
ツァボイースト国立公園 (TSAVO EAST NATIONAL PARK)
南東(約300 km/約5時間)に位置し、ケニアでは大きな国立公園の一つです。(総面積11,747 k㎡)
大半は乾燥したサバンナで、西端にヤッタ高原の大地がある他、岩山が散在しています。現在は、ガラナ川以北の地域(公園全体の3分の2近く)は公開されていません。
動物相は特異で、キリン・ガゼル・ヒヒ等が他の地域とは異なる固体が生息しています。
また、ここはレッサクドゥに出会えるまれな場所であり、その他、ゲレヌクなども生息しています。
象の個対数は、往年ほどの数は生息していませんが、この公園の象はツァボ土地特有の灰土の土で泥浴びをすることから、象がピンク色に見えることで“ピンク象”と呼ばれています。
施設としては、ツァボ研究所・クロサイ保全センター・象の孤児院などがあります。