チュニジアの地域情報
紀元前2000年前から繰り広げられた様々な文化の興亡により、多くの歴史的遺産を残すチュニジア。ベルベル人文化のマトマタ、フェニキア人文化のカルタゴ遺跡、エル・ジェムやドゥッガに残るローマ遺跡の数々、ビザンチン文化を代表するスベイトラ、各都市の旧市街(メディナ)の市場(スーク)や格調高いモスクなどのアラブ・イスラム文化と多彩な観光資源を有しています。
チュニジアのもうひとつの魅力は、大サハラ砂漠へと続く乾燥地帯、大塩湖、オアシス、山岳オアシスなど日本では味わえない大地の変化。また1300kmにもおよぶ地中海の海岸
線には景観に優れた数多くのシーサイド・リゾートが広がります。
観光地情報
主な観光地
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チュニス及び近郊
アラブの歴史を残す旧市街メディナとフレンチ・チュニスと呼ばれる新市街の対比が興味深いチュニス。見どころはメディナの格調高いグランド・モスクや活気あふれるスーク、「チュニジアのルーブル」とも評されるバルドー博物館など。
チュニスの北東12kmにはフェニキア人の古代都市国家、世界遺産カルタゴの遺跡があります。また、その近くにはシディ・ブ・サイドの町があり、真っ白な壁とチュニジアン・ブルーの鮮やかな扉や窓枠のコントラストはチュニジアで最も美しい町と言われています。
主な観光地 (●入場 ◎下車 ○車窓 ☆時間があれば)
●バルドー博物館
◎メディナ(近郊)
●カルタゴ遺跡
◎シディ・ブ・サイド
ケロアン
スベイトラと山岳オアシス地方
ケロアンから砂漠地方へ向かって約100km、ビザンチン文化の跡を残すスベイトラ遺跡があります。凱旋門、共同浴場、野外劇場など当時の栄華が偲ばれます。
トズールを基点に4WD車で1時間ほど、アルジェリアとの国境近くにある山岳オアシスは珍しい景観を見ることができます。タメルザ峡谷やきれいな小川や滝をめぐる散策が楽しいシェビカ、険しい断崖の上にバルコニー・オアシスが広がるミデスは是非訪れたい神秘的な観光スポットです。
メトラウイからセルジャまでの峡谷を走る観光列車「レザー・ルージュ」は90分の大パノラマが楽しめます。
主な観光地 (●入場 ◎下車 ○車窓 ☆時間があれば)
●スベイトラ遺跡
◎タメルザ
◎シェビカ
◎ミデス
砂漠地方
トズールは南部観光の基点となる大オアシスの町。20万本とも言われるヤシの木が茂り、200を超える泉があると言われています。
ドゥーズはサハラ砂漠の北側にあるオアシスの町。広大なサハラ砂漠の入口のこの町では、ラクダに乗って砂丘が夕焼けや朝焼けに染まる光景を楽しむことができます。
またトズールからドゥーズへは、北アフリカ最大の塩湖ショット・エル・ジェリドを通過します。
ドゥーズから東南140kmのオアシス、クサール・ギレンにはテントタイプのホテル「パンシー・キャンプ」があります。
主な観光地 (●入場 ◎下車 ○車窓 ☆時間があれば)
☆ダル・シュライト博物館
☆ル・パラディ動物園
☆オング・エル・ジュメル(ラクダ岩)
◎ショット・エル・ジェリド(塩湖)
マトマタとその周辺
エル・ジェム
スース
ハマメット、ナブール、ボン岬半島
ハマメットはチュニスから東南へ60km、ボン半島の付け根に位置するチュニジア屈指の高級リゾートです。マリン・スポーツヤゴルフ、タラソテラピーなど設備も充実。
ハマメットから17kmのところにはボン半島の中心地ナブールがあり、ナブール焼と呼ばれる陶器の名産地となっています。
また、ボン半島の突端近くには世界遺産に登録されたケルクアンの遺跡があります。現在、古代カルタゴの跡を偲ぶ遺跡は、チュニス近郊のカルタゴとここボン半島に残されたケルクアン。ローマ人に破壊されないままのフェニキア人の純粋な町の遺跡が残されています。
主な観光地 (●入場 ◎下車 ○車窓 ☆時間があれば)
●ケルクアンの遺跡
◎ナブールの陶器街
☆ケリビアのビザンチン要塞
☆エル・ハワリアの石切り場
ドゥッガ、ブラ・レジア
ジェルバ島
ヨーロッパ各都市からの国際線も飛来する一大リゾート・アイランド。地中海の「なつめやしの島」の自然美に加え、チュニジアの歴史そのままに、フェニキア、ローマ、アラブ、フランスなどの異文化の歴史が育んだ独自の文化が訪れる人を魅了します。 |